妊婦=コーヒーNGってイメージありませんか?
私はありました・・・(;_;)
コーヒー大好きなんです。
毎朝飲むし、仕事の合間にも飲むし、タバコ吸わない分、息抜きはコーヒーなんです。
妊娠がわかった時に、「あー新しいコーヒー豆買っちゃったのにどうしよう」なんて思っちゃいました・・・
今となってみればカフェインレスコーヒーもあるから気にするほどでもなかったんですけどね(^_^;)
妊娠中のカフェイン摂取について専門家にきく
産婦人科(主治医)に聞いてみた
コーヒーに限らず、妊婦は避けた方がいい食べ物・飲み物って調べだすと止まりません。
ちょっと情報収集するだけで山のようにあふれかえっていますよね・・・
「いったい何を食べて過ごせばいいんだー!」
ってなりませんでしたか?
ただでさえ、つわりで偏食気味の中、ダメなものまで出てくるとは・・・と食べ物に頭を悩ませたものです。
なかなか検診の時に医師に確認ってし辛いものですが、思い切って食べちゃいけないものを聞いてみました。
「ダメなのは酒・タバコ、それ以外で絶対ダメなものは無い」
なんとシンプル。
肩の力が抜けました・・・
そうなのねー
カロリーの高いものをオススメしないのは妊娠高血圧症の心配
があります。
それとは別に
産後、予想以上に体重が落ちない人が多いので、
ご自身のためにはオススメしませんが食べてもいいですよ。
と、いうことでした。
なーんだ!
母親教室で栄養士さんからの指導
妊娠も中期に入った頃、産院の母親教室に参加しました。
そこで栄養士さんからの食事指導があったわけですがカフェインについても触れられていました。
結論から言うと、飲んでもいいです。
飲み方と量に気をつければ大丈夫です。
詳細は次にまとめますが、飲むこと自体は問題なしです。
鉄分が吸収しづらくなるので食後のカフェインは控えるべし
カフェインを摂取すると「鉄」の吸収を妨げる作用があります。
食後に飲むと食事で得られる栄養が吸収しにくくなります。
だから、食後は控えたほうがいいです。
- 絶対にダメなのは、酒・タバコのみ
- 高カロリーなものの取りすぎは妊娠高血圧症に注意
- カフェイン自体は飲んでもOKだけど、量とタイミングに注意
妊婦のカフェイン摂取基準~WHO・FSA・HCなど~
次に厚生労働省を始め、世界の国の基準もリサーチしてみました。
国際機関別の妊婦のカフェイン摂取量目安
世界保健機関(WHO) |
コーヒーを1日3から4杯まで |
---|---|
英国食品基準庁(FSA) |
200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)まで |
カナダ保健省(HC) |
300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)まで |
欧州食品安全機関(EFSA) |
200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)まで
|
オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
200mg/日まで |
ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
コーヒーを1日2杯まで |
国際生命科学研究機構(ILSI)北米支部 |
300mg/日まで |
厚生労働省の目安はないけど、2杯くらいならOK
厚生労働省としては、特に●mg以下にせよ、だとか●杯以下にせよ、といった注意喚起はしていません。
カフェインの過剰摂取によるデメリットを理解した上で、控えましょうね。
といった柔らかい表現しか見当たりませんでした。
ただ、各国際機関の指標を見る限りでは
カフェインは1日2杯(200mg)以下
の量がグローバルスタンダードな感じがしました。
朝食時とオヤツタイムに1杯ずつ飲んで、それ以外はノンカフェインドリンクを楽しむくらいなら
安心してコーヒーを楽しめそうですね。
妊娠中は避けたいカフェイン入りドリンク
飲料別のカフェイン含有量
食品名 | カフェイン濃度 |
---|---|
コーヒー |
60 mg/100ml
|
インスタントコーヒー(顆粒製品)
|
57 mg/100 ml |
玉露 | 160 mg/100 ml |
紅茶 |
30 mg/100ml
|
せん茶 |
20 mg/100ml
|
ウーロン茶 |
20 mg/100ml
|
エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料(清涼飲料水)
|
32~300 mg/100ml※製品による
|
カフェイン=コーヒーというイメージが強いですが、
同じ量なら、玉露のほうが断然カフェインが多く含まれています。
最近では妊婦への注意喚起がラベルに書かれるようになりましたが、エナジードリンク系もカフェインが多く含まれています。
知らずに飲みすぎてカフェイン中毒で病院のお世話になる人もいるくらいなので、注意して利用するようにしましょう。
というか、妊娠中はエナジードリンク飲まないほうがいいですね。
カフェイン含有量の表は、あくまでも目安だと思ったほうが良いです。
市販の飲み物別にブレンドされているものも違うのでカフェイン量も微妙に違います。
またコーヒーの場合、豆とお湯のバランスでもカフェイン量も変わってきます。
気になる場合は、ブラックコーヒーではなくミルクたっぷりのラテにするなどして薄めると安心です。
妊娠中におすすめのノンカフェインドリンク
妊娠中は通常時よりも水分がたくさん必要です。
羊水にたくさん水が必要ですからね(*^_^*)
とはいえ、カフェインが気になるからと言って、たまには水や麦茶以外の飲み物も飲みたくなります。
でもカフェインが気になるから、どのくらい飲めば良いのか不安もあります。
そこで、妊娠中におすすめのノンカフェインドリンク一覧をまとめてみました。
最近はノンカフェインの飲み物もバリエーション豊富なので、いろいろ試して飽きずにティータイムを楽しめそうです。
たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒー
妊婦に人気のノンカフェインドリンクの代表格「たんぽぽ茶」。
ミネラルや鉄分が豊富でノンカフェインなのが魅力です。
母乳にも良い効果があるため、産前から授乳期まで長く飲む人が多いです。
名前に「コーヒー」と付いているが、コーヒー豆は使用されていない。
風味や飲み口はコーヒー豆で作ったコーヒーに近い。
カフェインを含まず、不眠症患者や子供、妊娠・授乳期の女性でも飲用できる。
市販されているたんぽぽ茶は、たんぽぽの他に、黒豆茶やルイボスティーなどのノンカフェインドリンクとブレンドされたものが多いです。
好みのブレンドのものを見つけて試してみてはどうでしょう。
ルイボスティー
ノンカフェインのオシャレな名前の飲み物。
授乳期に飲んでいるママさんに出会いましたが、お子さん(0歳児)にも飲ませていました。
親子で飲めるノンカフェインの健康茶です。
葉を乾燥させて作る飲み物は「ルイボス茶(ルイボスティー)」と呼ばれる健康茶の一種である。
茶は紅茶のように赤く、ほのかに甘みがある。カフェインを含まず、タンニン濃度もごく低いので妊婦や乳児に与えても問題ない。
さっぱりした味なので、普段の水分補給の他に食事のお供にも最適です。
抗酸化作用も高いのでアンチエイジング効果も期待できます。
産後は、老化を実感することが増えるのでルイボスティーで女子力をキープしたいですね。
オーガニックで高品質なルイボスティー
黒豆茶
わたしも大好きで愛飲してます。ノンカフェインです。
おせちの黒豆煮も大好きです。
黒豆には体を温める効果があるので、黒豆茶を飲むと血流が良くなります。
手足の冷え解消やむくみ解消効果もあります。
マイナートラブルに悩む妊婦さんにおすすめです。
[aside type=”warning”]同じマメ茶として黒豆茶の他に「なたまめ茶」が有名です。
このなたまめ茶もノンカフェインで栄養豊富ですが「子宮収縮作用」があるため妊婦には不向きです。
産後の授乳期に飲むようにしましょう。[/aside]
アマゾンランキングで一番売れている黒豆茶
甜茶
バラ科の植物が原料の薬草茶です。
花粉症に効果があると言われていて、お茶の他に甜茶あめや甜茶サプリなども販売されています。
花粉症への効果は、個人差があると思いますが、お茶自体はノンカフェインで妊婦さんも安心して飲めます。
甘みのある味が特徴なので、他のノンカフェインドリンクに飽きた時に変化を楽しむ一杯として重宝しそうです。
とうもろこし茶
韓国料理店で初めて飲んだ「とうもろこし茶」
韓国では健康ドリンクとして有名なお茶です。
ノンカフェインで栄養も豊富。タンニンが含まれていないんでお茶の鉄分も吸収しやすいです。
貧血気味の妊婦さんにおすすめ。
味はやや甘みのあるお茶です。
私はホットで飲むのが好きです。
食後にまったりとくつろぎながら飲む一杯として愛飲してます。
ノンカフェインコーヒー・デカフェ
ノンカフェインコーヒーって、味が薄いという思い込みがありましたが
オイシックスのノンカフェインコーヒーを飲んで印象が変わりました。
最近ではノンカフェインコーヒー=デカフェとして有名なコーヒーメーカーでも製品化されています。
種類も豊富なので、いろいろ試してみるのも楽しいですね。
市販されているカフェインレスコーヒーは、カフェインが全くのゼロではありません。
ごくわずかですがカフェインが含まれているものもあります。
ヨーロッパではデカフェには一定の規格が設けられており、
カフェイン含量がコーヒー豆中の0.2%以下(インスタント・コーヒーでは0.3%以下)であるもの以外は
デカフェという名称を使うことはできない。
日本国内にも欧米由来のものが輸入されているがその需要は少なく、またカフェイン含量の規定も存在しない。
カフェインレスコーヒーのブログなどでは、
- ノンカフェインコーヒー
- カフェインレスコーヒー
- デカフェ
のそれぞれのカフェイン含有量の比較をしているところもあります。
しかし、厳密に含有率に対して、表示名のルールは決まっていないので個別に確認するしか無いのが現状です。
個人的には、普通のコーヒーを気にせず飲んでいる妊婦さんもいるので、
カフェインの含有量にこだわらずに好きなコーヒーを飲めばいいかなと思います。
少しのカフェインも不安だと思うなら、デカフェよりもたんぽぽコーヒーのような確実にカフェインが含まれていない飲み物が良いでしょう。
これってカフェイン入ってるかも・・・?
と不安に思いながらコーヒーを飲むなら、カフェインよりもストレスのほうが胎教に悪いですからね。
ノンカフェインブレンドティー
妊娠中は通常時よりも、栄養を多く摂取しなくてはいけません。
急速に育つ胎児の成長にも影響しますしね。
そんなプレママ向けにブレンドされた専用のノンカフェインティーもたくさん販売されています。
プレママに必要な栄養が取れるので、つわりが辛い時期の水分補給にも良いですね。
英国ハーバリストと妊産婦ケアの専門家が開発したハーブティー
麦茶以外のノンカフェインドリンクも試して妊娠生活を楽しもう
そんなわけで、普段の飲料は引き続き
「麦茶」「黒豆茶」を飲み分けるようにして・・・
たまに、ミルクたっぷりのカフェオレを少しいただくことにしました。
カフェインレスコーヒーは一度試したけど全く美味しくなかったので、飲みません(^_^;)
早く、ブラックコーヒーを楽しめる日が来ますように♡