おもちゃを買いにボーネルンドに行くと、毎回ボーネルンド発行のフリーペーパーをもらいます。少し季節外れですが、先日夏号をもらいました。
この夏号の特集は「なぜ、体あそびは大切なの?」という内容だったのですが、体遊びを通して得られる身体の発育には時期があるという部分になるほどなぁと感じました。
まだ外歩きに不安な時期ですが、そろそろ外遊びもさせたい頃なので興味深い記事でした。
体あそびと成長のプロセス
大人が、運動不足解消にする運動と、子どもの運動は違います。子どもは体の成長過程にあるので、運動そのものも体を育む重要な要素です。
ぼんやりとはわかっていましたが、具体的に専門家の事例が参考になりました。まず一つめは有名なシュタイナーの考え。シュタイナーは0~7歳までは身体の成長時期なので、体と五感を十分に育むべきと説いています。
つまりは、この時期を逃すと0~7歳の時期以上に育むことは難しいということです。
ブンバボーン監修の山梨大学教育学部長の中村先生も、年齢によって身体運動の発達の段階があると指摘しています。時期的にはちょうど、未就学児・小学生・中学生くらいが発達段階として分かれていて・・・
- 未就学児・・・遊びを通していろんな動きができるようになる時期
- 小学生・・・・体育の授業を通して、基本的な動きをもっと上手にできるようになる時期
- 中学生~・・・運動やスポーツを実践する時期
というふうにわかれています。たしかに、これまで好き放題に遊び動き回っていた子どもたちが、小学生になると、徒競走で早く走れるように練習したり、跳び箱や鉄棒、水泳など・・・「できる」だけから「もっと上手にできる」にステップアップしていきます。中学生になると部活動も始まってさらにルールの細かい競技に熱中していきますね。
この成長の過程は、一段飛ばして身につけたりはできません。部活動でスポーツに打ち込むには小学生時代に運動の基礎を上達させる必要があるし、そのためには未就学児にいろんな動きに挑戦して動く楽しさを知っておいたほうが良いです。
そして、平たく言うと、小さいうちからたくさん「体あそび」をさせたほうが良いですよ。と結論になるわけですね。
体を使って遊ばせる場所
さて、ここまでくるとたくさん体あそびをさせたいわけですが、どこで遊ばせるかが問題です。私が子供の頃というと、自宅前の道路や近所の公園などが外遊びの場所でした。ですが、場所も違えば時代も違うのでなかなか厳しそうです。子ども同士で遊べるように、他の子どもとも交流できるとベストなんですが・・・難しそうですね。
近所の公園
近所に公園がありますが、いつも閑散としています。この間早起きして遊びに行ったら子どもはいませんでしたが、ゲートボール大会は開かれていました。(^_^;)
チビヒメを連れて行って遊ばせると遊具の取り合いにならずに貸し切りで遊べて楽しいのですが、子ども同士の触れ合いには向いていないようです。3歳くらいになると、子ども同士で謎のルールを作って遊んだりするものですが、そういった遊びは難しそうだと思うとちょっと寂しいですね。
大きな公園
車で出かけるくらいの大きい公園。名古屋市近郊だと愛・地球博跡地の「モリコロパーク」なんかが有名です。大きな遊具や噴水があったりして、子どもなら一日中遊べるような施設です。週末ならたくさんの家族連れが遊んでいるので、子ども同士の触れ合いも少しくらいならできそうです。
ただ、こういうところで遊んでいる家族はあんまりよその家族との交流を望まない方も多いので、交流はちょっとむずかしいかもしれません。そうすると遊具が豪華になっただけで結局1人で遊ぶのでやっぱりちょっと寂しいかもしれません。兄弟がいるといいですよね・・・
支援センター
室内遊びになりますが、自宅より広いので大きく動く遊びができます。支援センターは未就園児を対象にしているところが多いので、3歳未満なら走り回ることもできると思います。3歳越えるとちょっと狭いかもしれませんね。
平日の日中に通うと、顔馴染みの親子さんも増えるので疑似兄弟のように遊ばせることもできます。子ども同士の交流に良いですね。
ただし、室内遊びおもちゃも多いので、子供の性格によっては支援センターのすみで、おもちゃ遊びだけに集中して体遊びにつながらない場合もあるかもしれません。支援センターだけというのも考えものです。
有料遊び場
大きなふわふわやボールプールが用意されている有料の遊び場です。確実に体全体を使って遊ぶこともできる良い場所です。
うちの場合、近所にこういった施設があまりないので、行こうと思うと車を出して大掛かりなお出かけになります。その上、利用料を支払うので気軽に毎日というわけにはいきませんね。
昔のように近所の同級生と公園で遊ぶことができたら一番良いのでしょうが、なかなか難しいですね。いまどきの遊び方としては、どこかに限定せずに、いろんなところで遊ばせることが主流なんでしょうかね?保育園や幼稚園などに通うようになるとお友達も増えて公園遊びも変わってくるかもしれません。しばらくは、いろんなところを巡って親子で遊ばせてみようと思います。寒くなってきますけどね(^_^;)
しかし、しみじみとひとりっ子には厳しい時代だなと感じます。兄弟ならどこにいっても一緒に遊べますもんねぇ。この兄弟の利点、どうしたら夫に伝わりますかね?