
産後の母親向け講座として、乳がんについてのセミナーを受けてきました。ここ数年、乳がんについての芸能ニュースが多いので気になる問題ではあります。
乳腺外科の先生の乳がんについてのお話だったのですが、これまで思っていた乳がんへのイメージがかなり変わり驚きました。正しい知識って大切ですよ。
この記事の目次
乳がんの早期発見にはセルフチェックがいちばん大切
健康診断で乳がんの検査を受けたことありますか?私は何度もあります。エコーでの健診は年に1度は受けていて、マンモも2年前に一度健診しました。マンモは40歳以上の方に推奨されている健診なのですが、2年前の私は精密検査が必要で受診して検査をうけました。
よく話題になっている芸能人の乳がんニュースでは健診に行っていたのに見つからなかったと報道されていて話題となりましたね。でも、健診はすべてではありません。健診によってはみつかりにくい部位にできることもあるし、健診と健診の間に急成長する乳がんもあるのです。
そんな乳がんを早期発見するには、やっぱりセルフチェックがいちばん良いそうです。
産後の乳がんセルフチェック方法
セルフチェックの方法はいろんなところで指導があると思いますが、改めて確認を!
目でチェック
- 鏡の前に立って、形や大きさ、皮膚のひきつれなど変化がないかチェック
手でチェック
- 3~4本の指をそろえた腹の部分で、しこりがないか調べる
- 脇の下から渦巻きを描くように調べる
- お風呂などで石鹸がついた手で調べたり、横になった状態で調べるとわかりやすい
授乳中の乳がんセルフチェック
授乳中って、乳がんなのか母乳がたまっているのか、シコリの判別が難しいですよね。セルフチェックをする時は、授乳直後のふにゃふにゃになった時が判別しやすいです。
授乳をしても、改善されないしこりを見つけたら、授乳中であっても乳腺外科の受診をすると良いです。
セルフチェックは月に一度定期的に
産後すぐの、生理再開前であれば、毎月○日がセルフチェックの日と決めてセルフチェックをしましょう。
生理が再開した場合は、生理周期に合わせてチェックをすることで、張り具合を均一に確認することができます。生理周期は人それぞれなので、生理終了から4~5日後を定期チェックの日としてセルフチェックしましょう。
しこりに気づいたら健診じゃなくて受診
乳がんの話題になると「健診しましょう」が合言葉になりますが、しこりや痛みなどの自覚症状が少しでもある場合は、健診ではなく専門外科(乳腺外科)での受診になります。病院への問い合わせや、受付での申込時には自覚症状があって、外来として受診したいと伝えましょう。
乳がんと遺伝について
最後に、おもしろい話を聞いたのでシェアしておきます。
アンジェリーナ・ジョリーが乳がんの予防のために乳房をとりましたね。きっかけとなったのは遺伝子診断でした。日本でもよく、身内に乳がん患者がいるから、乳がんになりやすいなどの話を耳にしたことがあります。でもこれ、気にしなくてもよいそうです。
・・・というのも、乳がんにかかる確率は年齢によるものが大きくて、身内に患者がいたかどうかはあまり関係ないそうです。もしかすると、因果関係はあるかもしれないけれど、親戚中に乳がん患者がいるかどうかを正確に把握している人のほうが少ないので比較できないのが現実だそうです。(身内が男系親族ばかりで参考にならない場合も含みます。)
年齢別の目安はこんな感じです。
- 20代での乳がん・・・・・珍しい
- 30代での乳がん・・・・・たまにある
- 40代以降での乳がん・・・よくある話
そんなわけで、セルフチェックをかかさず気を配り、異変を感じたらすぐに受診しましょうねというお話でした。
私もなかなかセルフチェックをさぼりがちですが、大切な家族とのこれからの生活のために、自分の健康にも気を配りましょうね(*^_^*)
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