子育て中の強い味方ベビーカー。
電車やバスでは、折りたたむとか、たたまないとか論争になったり・・・街なかでも歩道で邪魔者扱いされたりします。
教育熱心な方の話によると、「ベビーカーは親が楽をするためのもの」とバッサリの扱いで、自力で歩けるようになったら自分で歩かせることが推奨されています。
でもベビーカーって大事だなぁと、2歳目前にして思うようになってきたのです。
幼児教育で見かけたベビーカーなし推奨の意見
幼児教育、とくに脳科学的な理論の本で読んだのですが、自力歩行できるようになったらベビーカーに乗せないほうが良いのだそうです。
理由としては
- 歩くことで体力をつける
- 歩くことで脳に刺激がつく
- ちょろちょろと子どもが歩いて困るのは親だけ
- 子供の脳の発達と親の効率のどちらを優先させるか考えるべき
というようなことが買いてありました。
チビヒメが乳児の頃に読んだ内容で、その頃の私は「ふむふむなるほど、できるだけベビーカーを使わずに過ごそう」などと感化を受けたものです。
でも実際に、子どもに自由に歩かせての移動は、とっても大変です。
時間通りには移動できないし、危ない場所にも行こうとします。
ベビーカーと違い、荷物を乗せるキャリーも無いので、荷物をかかえたままの神経をはりめぐらせての移動はかなり過酷でした。
やっぱりベビーカーは必要!
ラクしてるって思われるかもしれませんが、やっぱりベビーカーは大切です。
特に手のかかる1歳半を過ぎてからのベビーカー利用は癒やしの時間です。
ベビーカー利用中は、唯一「無」に戻れる時間
出産してから、自分ひとりでゆっくりと物思いにふける時間って無くなりました。
結婚してからも、お互いの時間を大切にするタイプの私たち夫婦。
DINKSなのに、週末も別行動の日も少なくありませんでした。
ただただ、手帳をながめながらぼんやりとスケジュールを組むのも、私の癒やしの時間でした。
しかし、子どもが産まれたらそんな時間は無理です。
お昼寝や就寝後のわずかな時間は、家事もしくは自分の休息時間にあてねばなりません。
保育園に預けていても、その時間中は仕事をする(仕事のことで頭のリソースを使い切る)状態です。
本当に自分のことだけをぼんやりと考える時間って無いのです。
それがここ最近、ベビーカーを押している時は無心になれることに気づきました。
まさに瞑想状態。
瞑想とは、修行僧が過酷な場所であぐらをかいているイメージですけど、実際には違います。
ベビーカーでいつもの散歩コースは瞑想になる
妊娠前に通っていたヨガの先生によると、瞑想とは
- 頭で考えなくても体だけ動く時間のこと
- 無心になれること
という状態のことです。
日常的なことでいうと
- 決まった朝食メニューの準備
- いつもの道の運転中
- テレビをダラダラつける
- 人によってはパチンコ
みたいな、頭を働かせなくても体だけ習慣で動いている時に、人は瞑想状態になっているのだそうです。
じゃあ、家事の最中でも瞑想できるじゃんと思われがちですが・・・
子なし家事なら瞑想状態になれると思います。
乳幼児のいる家庭での家事なんて、細切れ状態で瞑想の助けにもなりません。
それで、細切れにならずに育児中にできる瞑想って何かと考えた時に、ベビーカーでのお散歩が思い当たりました。
そういえばお散歩中はほぼ無心で押していました!
ストレスフルな育児中にこそ大切な瞑想時間
瞑想は最近ちょっとはやってます。「マインドフルネス」なんてカッコイイ横文字で雑誌の特集も見かけました。
ビジネスマンの中で流行っているようですが、育児中のママにも活用できると思います。
瞑想するとストレス解消をはじめ、心身ともによくなる効果があります。
- 頭の疲れがとれてリセットできる
- イライラがおさまり気持ちが穏やかになる
- 集中力が高まる
- 睡眠の質が上がる
こんな風に書くと変な霊感商法みたいにみえますけど(^_^;)
つまりは、ストレスを効率よくとるための休み方のことなのです。
子どもがいると1人でリラックスする時間をとるのは難しいですが、ベビーカーでのお散歩中に1分でも瞑想時間をとれたなら良いですよね。
ベビーカー利用のネガティブな意見ばかりに耳を貸さずに、結果的に良い育児につながると思って利用しても良いと思いました。
白い目で見られない公共交通機関でのベビーカーマナー
ベビーカー利用で、周りの目が一番気になるのは公共交通機関です。
実際に利用してみての感想と、他のベビーカーと乗り合わせた時の感想をまとめてみました。
利用する立場から感じたこと
実際に、公共交通機関でベビーカーを利用してみました。
我が家は、バギーを購入していないのでストッケでの乗車です。
できるだけ混雑を避けて乗車したので問題なく乗れました。
混雑を避けてというのは、ほとんどの乗客が着席できるレベルの時です。
立っている人が多い時間帯は、自分でも迷惑だと思うので抱っこひものほうが無難です。
電車で遠出をするわけですから、体重も10キロを越えるとベビーカーがあると心強いです。
ベビーカーで遠出できたときには、すごく幸せな休日を過ごせた感がありました。
乗り合わせる立場から感じたこと
私は抱っこひも乗車で、他の人がベビーカー乗車に遭遇することはたくさんあります。
自分も同じくらいの子ども子育て中なので、目線としては利用者と同じ立場です。
ほとんどの場合、嫌な印象は持ちませんでした。
ただ、中には止めたほうが良いのに・・・と思う場面もありました。
混雑時なんかは特にそうですね。
あー、こういう乗り方の人がいるから、ベビーカー論議が出るんだろうなと思う場面です。
避けた方がいいベビーカーでの公共交通機関乗車方法
一つ目は混雑時のバス
当たり前だと思っていたのですが、意外とベビーカーで突撃してくるママさん多めです。
先日、珍しくバスに乗車したのですが、ほとんどの方だ座れない状態の時にベビーカー乗車しているママさんがいました。
ママさんは立ったままベビーカーはフロアで子どもを乗せたままの状態だったのですが、
先に降りる方の荷物がお子さんの顔スレスレのところを何度も通過して、見ていてヒヤヒヤしました。
バスは電車に比べて通路も狭く、乗降口が1ヵ所ずつしかありません。
電車よりも特に混雑時のバスは避けたほうがいいと感じました。
二つ目は通路中央の利用
これは地下鉄での出来事なのですが、座席(長椅子)の中央にママさんが座ってその前にベビーカーを置いていました。
そのママさんたちは2人組だったので、イスの中央付近にママさんとベビーカー2台が縦列駐車状態です。
ベビーカーがあるので、ママさんたちの左右には1人分ずつ空席ができていました。
本来、7人がけの座席のはずなのに、中央4人分をママさんたちが占拠していたのです。
ベビーカーは、エアバギータイプの先に長いデザインだったので、向きを変えると通路をふさいでしまいます。
そのため、縦列駐車を選んだんでしょうけど・・・
どちらにしてもあまり行儀の良い雰囲気ではありませんでした。
座れずに立っている人がいる電車だったので悪目立ちしていました。
ベビーカーのまま乗車する時は、ドア付近の広い通路で待機したほうが良さそうだと思った一件でした。
子育てしやすい社会に・・・と公共交通機関でのベビーカーが利用しやすいようにがんばっている方たち。
本当に感謝です。でも、それに甘えず利用していくことが大切ですね。