
タイトルからして、産後育児というより
妊娠中の胎教や生活に関する内容と踏んで読んでみました。
実際読んでみると半分ぐらいは予想通り妊娠中に関することで
あとは、産まれてからの子どもとの接し方についても触れていました。
本の内容を、十分発揮したい場合は、妊活中に読むべき内容です。
この記事の目次
一言でいうとストレス良くない
ストレスホルモンは胎児に伝わる
こんな簡潔に一言で言ってしまうと残念な感じですが・・・
まとめてしまうと、「母親のストレス→胎児に悪影響」な内容です。
赤ちゃんは受精から出産まで母親の胎内で育ちます。
母親がストレスを感じると、ストレスホルモンが胎児に伝わり
大切な神経や、脳の形成に影響を与えますよ!ということです。
世間では疎まれている「マタニティハイ」は
ある意味胎児にとってはとってもいい環境なのかもしれません。
胎児へのストレス影響は受精時から伝わる?!
この本を妊活中から読むことをおすすめします。
というのも、母親のストレスの影響は受精の瞬間から関わるらしく
妊娠がわかってからでは遅い。わけです。
人によっては、ストレスの発生源をしっかり退治してから
子作りをしたほうが良いケースもあります。
妊活中にこの知識をつけ、夫婦ともに両親になる気持ちが育ってから
妊活→妊娠が子どもにとって最適ですよ、ということです。
育児のポイントは、昔からある当たり前のこと
子どもにとっての最善を尽くすこと
各章ごとに育児のポイントがまとめられていますが
実際には、これまで当たり前とされてきたことがまとまっています。
ある程度心理学に興味のある人なら、どこかで見聞きしたことがある内容です。
- 子どもで自己実現しない
- よその子どもと比較してけなさない
- 子どもに手をあげない(正しいしつけだと思っちゃNG)
- 夫婦げんかをしない
- テレビに子守をさせない(たくさん語りかける)
などなど
子どものいない人でも一度は耳にしたことのあるような内容。
こういう内容を科学的に、丁寧に解説されている一冊です。
ばあばの教えのような基本的なことが大事
読み終えると、年長者からの子育て極意が
長年の経験から裏付けされたものなんだと納得できます。
※中には最近改められた情報もあるのでそこもポイントです。
この本自体も10年ほど前の本なので、ちょっと古い情報も混じってます。
今どきのママにはちょっとツライ内容も・・・
経膣分娩を推奨!高齢出産の増えた現代には合わない?
いわゆる今どきママにはちょっと難しいなぁと思う内容もあります。
たとえば出産について。
この本は完全に経膣分娩を推奨してます。
流行りの無痛分娩は良くないものとしてますね。
出産も分娩室よりは家庭的な雰囲気で!となってますけど
高齢出産が増えてる現状では、医療機器の整った病院で出産する方が
多いんじゃないでしょうか・・・
ベビーシッターや保育園利用時の注意点が厳しい
それから産後の仕事復帰についても。
「第10章 他人に子どもを預けるとき」では
保育施設やベビシッターなどの活用についての注意点がまとまっています。
基本的には2歳まではどこにも預けず母親が育てるのがベストという内容ですが
今の日本の育休制度だと、産後1年で復帰する人が大半です。
地域によっては保育施設の都合で
1歳を待たずに預けて復帰するママも多いはずです。
ストレス良くない本にも関わらず、これらの情報を読むことで
かえってストレスになるママもいるのでは・・・?
プレママ&ママ向けのおすすめ本を紹介
妊娠がわかってから、ネットで調べる以外にも
プレママが知っておきたい情報や
子育てする上で知っておきたい心構えや
育脳のための脳科学本など・・・
たくさんの本を読んできました。
そんな私がプレママや子育て中のママに
おすすめのガイドブックや育児本を紹介しています。
赤ちゃんに会うのが楽しみになる一冊
それでも、この本を読んで良かったです。
赤ちゃん=未知の生物ではなく
一人の人間として、もちろん新しい家族として
迎えることが楽しみになる一冊です。
いわゆる赤ちゃんが何を考えているかわからない!という状態になっても
この本のおかげで、接し方が変わりそうです。
これから妊活をはじめる友達にも薦めたい一冊でした。
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