チビヒメが7ヶ月半くらいをむかえたところですが2人目のことを日々考えています。
根本的な問題として、夫はひとりっ子派で意見があっていないのですが
いざ2人目となったときのことを考えて情報収集するのが楽しみです。
さて、1人目妊娠時によく目にした「葉酸」の文字。
母子手帳にも書いてありますよね。
でもこの葉酸。
妊娠前・妊娠中・出産後で必要摂取量が違うんです。
しかも、摂ったほうがいいにも関わらず摂り過ぎもNGという難しい存在。
チビヒメ妊娠中は、結局サプリなども活用しませんでしたが
気になっていたので徹底的に調べてみました。
葉酸をどれだけとればいいのか
まず、葉酸って普段の食事からもとれてるんですよ。
それでなぜ葉酸とろうよ!
ってあちこちで見かけるかというと
- 妊娠超初期の胎児に影響
- 妊娠授乳中は栄養をいつも以上にとったほうがいい
という理由です。
かなりざっくりですけど。
時期別の必要葉酸量一覧表
葉酸の食事摂取基準推奨量 | 耐容上限量 | |
---|---|---|
通常時(18~49歳女性) |
240μg(食事性) | 900~1000μg |
妊活中 |
240μg(食事性)+400μg(モノグルタミン酸型) | 900~1000μg |
妊娠中 |
240μg(食事性)+240μg(モノグルタミン酸型) | 900~1000μg |
授乳中 |
240μg(食事性)+100μg(モノグルタミン酸型) | 900~1000μg |
食事性とモノグルタミン酸型と書いてあるのは食事でとった葉酸とサプリなどでとった葉酸という意味です。
食事でとってもいいんですけどその場合は摂取量の計算がかわります。
食事でとった場合は、サプリと比べて半分くらい流れてしまうので
妊活中の場合240+800μgを食事からとることになります。
どの時期でも基本の240μgが摂取の目安としてありますが日本人の平均摂取量は304μg/日(女性)あるので通常の食生活で、必要な葉酸は摂取できています。
ただし、妊活中~授乳期にかけては少し多めに摂取するように意識したほうがいいねということなのです。
葉酸にいちばん気をつけなくてはいけないのは妊活中
先ほどの表を見ても分かるように、一番摂取すべきは妊活中です。
そもそも葉酸のメリットは何かというと
妊活中(妊娠3ヶ月前~妊娠1ヶ月くらいまで)
→胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らす
妊娠中
→早産・胎児発育不全・常位胎盤早期剝離・妊娠高血圧症候群などのリスクを減らす
授乳中
→調べたけど、信頼できる情報にあたらなかった
こんな感じです。
一番、大切なのは妊活中ですよね。妊娠に気づいた頃には正直遅いんです。
ただ、妊娠中のトラブルにも効果がみられるようなので妊娠中も気をつけてもいいですね。
葉酸サプリって不安だし食事だけでとってみようか
サプリって物自体が基本的に苦手で・・・
できれば食事でとりたいですよね。
葉酸は食事で摂取すると半分くらいは流れてしまうんだそうです。
なので、不足分の400μgを食事で補おうとする場合は800μgを目標に摂取します。
- サプリのみ・・・400μg分のサプリを普段の生活にプラスする(だいたい4粒くらい)
- 食事で補う・・・茹でたほうれん草700g(約800μg)
なかなかハードですね・・・
茹でた状態で700gというと、およそ6袋のほうれん草です。
毎日700gのほうれん草を食べ続けるのはちょっとした修行ですね。
精神的にも家計的にもツライものがあります。
これがサプリブームにつながった理由かもしれません。
参考になる!国民生活センターの葉酸についての発表
少し古いですが2011年に国民生活センターが実施した
葉酸サプリについての報道資料を見つけました。
すごく参考になります。
トクホの葉酸サプリは存在しない
資料には保健機能食品としての葉酸の扱い方が書かれていました。
摂取量の表示基準が違うんですね。
栄養機能食品(葉酸)の機能表示
1 日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量 60~200μg
特定保健用食品[葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)疾病リスクの低減]の表示
一日摂取目安量 400 μg~1000 μg
この資料の2011年現在、特定保健用食品として認可をうけている葉酸サプリはゼロ。
トクホの葉酸サプリは存在しないんです。
で、あれば栄養機能食品のサプリしか流通していないことになるんですけど市販の葉酸サプリってどれもこれも 400 μg の摂取を勧めてますよね。
これってどうなのかなーと思うわけです。
葉酸の摂り過ぎはよくない
食事性の葉酸は、半分は流れてしまいますが、サプリだとしっかり摂取できます。
メリットでもあるんですが、摂り過ぎも良くないんです。
「妊娠後期(30-34 週)に 1mg の葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)の
サプリメントを飲んでいた場合は、飲んでいなかった場合と比べて、
小児が 3.5 歳の時点で喘息になるリスクが 1.26 倍高かった」という報告 もある。
なんてちょっと怖い記述が。
それで、葉酸サプリのサイトをいくつかチェックしてみたのですが摂り過ぎても大丈夫と書いてあるサイトがいくつもあるんですね。
オイオイ大丈夫なの、それ?
そういうこと書いてあるサプリは正直信頼出来ないですね。
もうひとつ引用
平成 12 年 12 月 28 日の厚生労働省通知には、
「栄養補助食品は(中略)葉酸摂取量は1日当たり 1mg を越えるべきではないことを
必ずあわせて情報提供する」とあり、(健康食品などの葉酸が強化された食品で)
摂取する際の葉酸の耐容上限量に関して、情報提供をするように推進している。
飲み過ぎないでねって注意書きのある業者の方が信頼できますね。
安全な葉酸サプリを選ぶ基準まとめ
いろいろ見てきましたが、安心して飲める葉酸サプリ業者の選び方をまとめてみました。
-
葉酸の種類について正しい説明をしている
-
摂り過ぎについての注意をきちんとしている
-
摂取上限について記載している
この3つに注目して、信頼出来ない業者からは買わないほうがいいと思います。
比較していた中で、誠実さを感じたのは2種類だけでした。
おすすめの葉酸サプリ
ママニック葉酸サプリ
まず、こちらのママニックは「栄養機能食品」であることをしっかりと明記しています。
飲み過ぎについての注意喚起もしっかりしてます。
妊娠中の目安摂取量が少し多めに書かれているのは気になりますが
400 μg推奨以外の表記をしている葉酸サプリ業者を見かけたことがないので、
まぁしょうがないのかなと思いました。
15日の返金保証も通販だと安心できますね。
エーエフシーの葉酸サプリ
こちらは栄養機能食品かどうかの記載が見つかりづらいです。
違うのかもしれませんね。栄養補助食品でした。
ただ、葉酸について誤解のないように丁寧に説明されていて、過剰摂取についても注意喚起しているので誠実さを感じます。
サプリは補助的に使うものなので推奨されている付加量分だけ補えたらいいかなと思います。
つまり、妊活中なら400μg、妊娠に気づいたら200μg、産後は100μg。
ママニックもエーエフシーも4粒400μgと宣伝しているので自分で飲む量も調節できそうでいいですね。
産まれてくる赤ちゃんのためにも、安全なサプリを選びたいですね。
[common_content id=”8979″]