最近の娘の関心事は、どうやら「中学校」のこと。
中学受験をするかどうかは、親子でまだ悩んでいる最中なのですが…本人が興味を持っているなら、付き合えるところまでは付き合ってあげたいのが親心ですよね。
そこで、ちょうど開催シーズンだった中学校・高校の文化祭(学園祭)に、娘と一緒にいくつか足を運んでみることにしました!
今回は、実際に参加して感じた各校の雰囲気や、これから行かれる方向けのポイントをまとめた体験レポートをお届けします。
1. 名古屋大学附属中学&高校|品行方正で落ち着いた雰囲気

まず訪れたのは、名古屋大学の附属校。
人数の多い学校ではないと聞いていましたが、その言葉通りアットホームでコンパクトな印象の文化祭でした。
- 予約: 要事前予約(2時間入れ替え制)
- 持ち物: スリッパ持参必須
- 校内撮影禁止
- 最寄り駅:地下鉄名城線 「名古屋大学」
- 男女共学
学校全体の雰囲気をじっくり感じたい、という目的で参加するのにちょうど良い規模感です。
高校生の各教室での展示や、部活動の見学がメイン。娘が特に楽しんでいたのは、図書室で開催されていた「なぞとき体験」です。たくさんの蔵書に目を輝かせながら、優しく対応してくれる図書委員のお姉さんと交流できて、とても嬉しそうでした。
こちらの学校はPTA活動がかなり活発なようで、保護者の方々によるバザーや過去問の販売も行われていました。模擬店も「おやじの会」主催で、とても活気があります。
道に迷ってしまった時に案内してくれた生徒会の方も、丁寧かつ親切で、学校全体が品行方正という言葉がぴったりの空気感でした。
娘は学校の中庭がすっかり気に入ったようで、体験させてもらった琴の部活動も楽しかったらしく、「私もこの学校でお琴をやってみたい!」と目を輝かせていました。
2. 南山中学校・高等学校 女子部|憧れの「お姉さん」に出会える場所

次に、娘からの強いリクエストで訪れたのが南山女子部。
なんでも、漫画『ちはやふる』の影響で、競技かるた部に憧れがあるのだとか。
- 予約: 要事前予約(午前・午後入れ替え制)
- 持ち物: スリッパ貸出あり
- 撮影OK
- 最寄り駅:地下鉄鶴舞線「いりなか」
- 女子校
お目当てのかるた部では、袴姿の素敵なお姉さんたちと一緒にかるたの体験をさせてもらったり、迫力満点の模擬戦を観戦したり。
すっかり感化された娘は、物販で売られていた和小物を握りしめて「私、ここに通いたい…」と、早くも心移りしていました(笑)
駅から近いという立地は、保護者目線では「これなら安心して通わせやすいな」という大きな魅力ですね。私立ならではの綺麗な校舎も素敵で、私が学生でも通ってみたかったな〜なんて思ってしまいました。
3. 愛知淑徳中学校・高等学校|大学さながらの活気とパワー!

続いては、マンモス校として知られる淑徳へ。
こちらはとにかく活気とパワーに圧倒されました!
- 予約: 要予約(入れ替えなし)
- 持ち物: スリッパ不要(土足OK)
- 撮影OK
- 最寄り駅:地下鉄東山線「星ケ丘」
- 女子校
ただ、正直なところ…たどり着くまでに親子でヘトヘトに(笑)
駅から学校までが結構な登り坂で、受付に着くまでに息が切れてしまいました。
生徒数が多いだけあって、とにかくすごい人!クラスの出し物はほとんど見ることができず、学校の雰囲気をチェックするので精一杯でした。
中学生の作品展を中心に見て回りましたが、他の学校と比べて食品系の模擬店がめちゃくちゃ多いのが印象的です。ステージ企画もダンスや軽音楽部が中心で、まるで大学の学園祭のような華やかさでした。
ただ、あまりの人の多さに私と娘も疲れ切ってしまい、「淑徳の文化祭は、今回はもうお腹いっぱいかな…」というのが正直な感想です。
4. 明和高等学校|覚悟必須!大行列の人気校

附属中学ができたこともあり、高校の文化祭にも足を運んでみました。文化祭自体は高校のもので、中学生は文化祭で出店や展示などはしていません。
予約不要ということもあり、開場時間に合わせて行ってみると…とんでもない大行列!
- 予約: 予約不要
- 持ち物: スリッパあると良い(貸出もあり)
- 撮影OK
- 最寄り駅:地下鉄名城線 「名古屋城」
- 男女共学
中に入っても、人、人、人!廊下は満員電車状態で、私、ちょっと人いきれで目の前に星が飛んでしまいました(泣)。
幸い、エアコンの効いた休憩室があったのでそちらで休ませてもらえましたが、正直「早く帰りたい…」という気持ちでいっぱいに。
模擬店は一応あるものの、ほとんどが売り切れ状態。みなさんコンビニなどで買ったものを持参しているようでした。クラスの出し物も30分以上待つのが当たり前のようなので、参加するにはかなりの覚悟がいりそうです。
親子共々疲れ切ってしまったせいか、娘から「来年は来なくても大丈夫かな」と言われてしまいました。
5. 旭丘高等学校|「好き」をとことん追求できる学校
最後は、娘からのリクエストで旭丘高校へ。
南山女子部のかるた部の模擬戦に、こちらの生徒さんが出張されていたのを見て、「旭丘のかるた部も見てみたい!」となったのがきっかけです。
- 予約: 予約不要
- 持ち物: スリッパ不要(土足OK)
- 撮影OK
- 最寄り駅:地下鉄名城線 「大曽根」
- 男女共学
かるた部の体験に参加したのですが、これが本格的!
南山では「払い」の練習だけだったのに対し、旭丘ではなんと「練習試合」をさせてくれたのです。
初めて本格的に札を取り合う経験ができた娘は大興奮!
おまけに、部員のお兄さんから「すごく筋がいいから、旭丘のかるた部で待ってるね!」なんて声をかけてもらい、「どうしよう…!」とすっかり舞い上がっていました(笑)
娘が好きな宇宙系の企画(プラネタリウムや宇宙に関する講義)にも参加でき、購買部で買った焼きそばパンを頬張って、娘的には「ここはまた来年も来たい!」と大満足の様子でした。
まとめ|文化祭めぐりで見えた、娘の「好き」と学校の個性
今回、いくつかの学校に足を運んでみて、パンフレットだけでは分からない学校ごとの校風が肌で感じられたのが一番の収穫でした。
娘としては、南山女子部が一番「通ってみたい!」と思える学校だったらしく(自分の偏差値はさておき…)、早くも学校でその話をしているようです。(そんなことまで話しちゃうんだ…と母は驚きです。)
そのおかげか、同級生のお友達のお姉さんに南山女子部の方が何人かいることが発覚し、今日もまた憧れを強くしているようです。
この気持ちを維持したまま、勉強も頑張ってくれると良いのですが…。