毎年、「名古屋市科学館」「でんきの科学館」の2会場で開催されている科学の祭典。
今年も行ってきました。
初参加のときは、どんな催しかなぁ~?と、右も左もわからずウロウロしてましたが
今回は3回目!チビヒメも4歳!!
しっかりと各ブースを回って、たくさん体験してきました。
科学の祭典とは
そもそもこの科学の祭典というイベントは、全国各地でひらかれています。
開催地ごとに規模は違うようですが、名古屋会場の場合は「名古屋市科学館」「でんきの科学館」の2会場で開催。
開催当日は、名古屋市科学館が入館無料になるという特徴があります。
あまり、派手に宣伝をしていないので知らない人も多い催しだと思います。
私は、育休中の暇なときに、たまたまWikipediaで見つけて知ることができました。
無料で参加できて、たくさんの実験&工作ができるイベントです。
チビヒメをリケジョに育てたい私としては大大大好きなイベントなのです。
科学の祭典2019名古屋会場の体験談
くるくるシャボン玉(シャボンスティック)
でんきの科学館の工作教室でも、定期的に開催されている工作です。
キラキラテープを等間隔に固定して、棒を回すとシャボン玉のようにゆらゆらキラキラしてくれる代物。
子どもにとってはただのキレイな棒かもしれませんが、この棒には「遠心力」「惰性力」を実感することができるアイテムなのです。
回すとふわっと浮いて、キラキラテープの高さ部分が短くなるんですよね。
テープが浮いてるよね~なんて聞かせながら遊ぶのがおすすめです。
色変身であそぼう(酸性・アルカリ性の変化)
色水にスポイトで酸性やアルカリ性の液を入れて、色の変化を見る実験です。
ちょっと難しいかな?と思ったけど、本人がやりたいといったので、参加させてもらいました。
ブースの担当の方も、現役の先生だったからか、解説も丁寧でとっても楽しかったです。
実験では、
- 入れるだけで色の変わるもの
- 温度が変わると色の変わるもの
- 振ると色の変わるもの
の3種類の実験をさせてもらいました。
先生がチビヒメのことを4歳児にも関わらず、一人前の学生のように扱ってくれたことがチビヒメ的にも嬉しかったようで、実験を終えた後はとても得意げにしていました(*^_^*)
自宅では材料を揃えにくい材料もあったので、体験できて良かったです。
マグヌスコップ
材料はどこにでも手に入るものなのですが、すっごく不思議な動きをする紙コップ。
輪ゴムで引っ掛けて飛ばすのですが、きちんと手元にブーメランにように戻ってくるんです!
あとでYou Tubeで調べると、他にもいろんな飛ばし方があるようです。
名古屋会場で教えてもらったのは、自分の手元に戻ってくる投げ方。
シンプルなのに面白い!!
ただ、これに夢中になったのは私だけ(^_^;) チビヒメには難しかったようです(すぐ飽きてた)
しゃかしゃか発電機(音で発電する)
発電について体験できるブースが面白かったです。
最初は手回し発電の器具をいくつか触らせてもらいます。
その後、しゃかしゃか発電機という、音で発電をする工作をしました。
音で発電をする機械は写真のガチャガチャカプセル。
カプセルの中に、発電する基盤と電球、ビーズが入ってます。
マラカスのように振ると、がちゃがちゃと音がなり、その音に反応してLED電球に明かりが灯ります。
シンプルなのに面白い実験でした。
光で遊ぼう(ホロスペック工作・レジン工作)
光をテーマにした実験ブースで2種類の工作をしました。
ひとつめは「ホロスペック工作」
光がハートに見えるメガネとかありますよね。それです。
ハートと、スマイルマークが見えるカードタイプのルーペを作りました。
チビヒメは気に入ったようで、家に帰ってからもいろんな光を覗いて楽しんでます。
もう一つは紫外線チェッカーというレジン工作です。
試験管に入ったビーズが、紫外線を受けると変色する仕組みです。
試験管の飾りがとっても可愛いからか、こちらの工作は人気で並んで参加しました。
接着で工作と粘着で貼り絵
前回も参加したブースです。
重なると色の三原色で混色できる、半透明のカラーシールで貼り絵を作るコーナーです。
ところが今回は、シール以外にも、マスキングテープやボンド、ボンドで貼れる可愛い紙がたくさん!
(ホログラムや色紙で、ハートや星など形で抜いた紙が用意してありました)
大喜びでボンドで貼りつけるチビヒメ 笑
このブースは年齢の小さい子でも参加しやすいブースです。
科学の祭典に初めて来る人におすすめです。
化石のレプリカを作ろう
こちらも小さな子におすすめのブース。
前回も作った化石のレプリカです。
小さなキューブ状になっているカラフルな樹脂を2色選びます。
好きな化石の型を選んでおきます。
樹脂は先生が熱湯で溶かしてくれます。
柔らかくなった樹脂は粘土くらいの硬さになっているので型に押し込みます。これは子供の作業。
あとは冷水で冷やしてもらい、型から抜いたら完成。
子どもの作業は、
- 樹脂の色選び
- 型に柔らかくなった樹脂を入れる
- 冷えた型から樹脂を抜き取る
以上です。だから小さい子でも安心。
たしか前回も、アンモナイトの型を選んでた気がします。好きなのかな?
簡単で楽しいブースなので、いつも子どもで賑わってる様子でした。
タピオカストロンボーン
タピオカストローを使った楽器(トロンボーンづくり)のブースです。
意外と行程も多く、4歳児がひとりで作れるものではありません。
先生が、参加する子どもの年齢にあわせて、補助の度合いを調整していました。
4歳児的には、ほぼやってもらってる状態でした (^_^;)
一番細いストローで吹きながら、爪楊枝で中のストローを動かして音の違いを確認する楽器です。
ストローで息を吹き出すときにも、ちょっとコツがいるので完成後に使うのもやや難しめでした。
ふしぎなドライアイス(実験ブース)
ドライアイスを使った実験のブースに参加しました。
危ないから断られるかな?と思ったものの、4歳児でも参加できました。
こども一人ずつに、軍手と作業トレイを用意してもらい実験をします。
軍手が大きめなので、軍手が自分でつけられない子だと参加が難しいかもです。
内容はドライアイスを使った実験。
- ドライアイスにスプーンを置いたらどうなる?
- ドライアイスから出た空気でろうそくの火を消す
- ドライアイスでシャボン玉をつくる
という3種類でした。
ろうそくの火を使うところは少しヒヤヒヤしたものの、他の場面では大人しく実験に参加。
ドライアイスで作られたシャボン玉が一番面白かったようで、視線が釘付けになってました。
遠心分離機作り
日本ガイシさんのブースでは遠心分離機作りをしていました。
これが、頭ではわかっていても動かすのが難しい!
私も挑戦したけど、なんだかうまく回せませんでした。なんでだろう。
工作の隣では、1分後に整列する不思議な振り子を見ました。
ドラマのガリレオかなんかで出てきたような実験です。
すごく面白くてずっと眺めてたら、この器具の作り方の解説書をいただいてしまいました。
自宅でも簡単に作れるそうなんですが、これはかなり大掛かり。
夏休みの自由研究規模の制作になりそうです。
科学の祭典に参加する時のポイント
整理券でしか参加できないものもある
ほとんどのブースはふらりと立ち寄れば参加できるようになっています。
一部のブースは、整理券を事前に配布して、体験人数を制限しているものがあります。
この整理券をもらうためには、並ばないといけないです。
私たちが会場に行った時には「ろう石で勾玉ペンダント作り」の整理券列が、整理券配布を待っているところでした。
大行列で、今並んでる人だけで定員になるんじゃないか?くらいの行列。
その時点で、整理券配布30分までした。
ですが、そのままブースの方に行けば
体験はできないけど「ご自宅でどうぞ」とキットだけの配布もしてました。
ブースで体験できなくても、こんな風にキットをもらって後日自宅で、ということもできます。
チビヒメが絶対に作りたいといっていたシャボンスティックも、整理券に並ぼうか迷いましたが
整理券配布前にブースに行ったら自由参加時間ですぐに作れました。
逆に整理券以外の参加は一切受け付けないというブースもあるようです。
全部のブースを見たわけじゃないですけど、絶対に参加したいものは整理券を狙いつつ、ブースにも顔を出して見ると良いですよ。
お昼の時間は参加できないブースもある
出展ブースの人たちもお昼休憩をとります。
人数の多いところは、交代で休憩してずーっと体験できるようにしているところもあります。
ただ、人数の少ないところや、大掛かりな実験をしているところなどは、お昼に一旦クローズドして「休憩」となっていました。
お昼の時間帯は空いてるかな~?と思ってやってきても、実はクローズド状態ということもあるので要注意です。
科学に関するポスターはもらっておこう
密かに私はこれを狙っていきました。
科学の祭典でもらえるという科学のポスター無料配布です。
元素周期表など全部で3種類のポスターをいただいてきました!
リケジョにするための小道具をせっせと集めています 笑
科学に興味を持たせるきっかけになる素敵なイベントです
ほんとにこのイベントめちゃくちゃおすすめです。
絶対来年も行きます。
混み過ぎててイマイチだな・・・ということがあっても科学館を楽しむこともできますしね。
お昼すぎに一度帰ろうとしたのですが
チビヒメがどうしても「もっとやりたい」とグズるのでUターンしてもう一回会場に戻ったほどです。
終了時刻まで堪能してホタルのヒカリが流れ始めたら泣き出しました。
そんなに楽しかったなんて・・・!?
来年は5歳になってるからもっと難しい実験も参加できるはず。
楽しみです♡