兼業主婦には、目をひくタイトルの並ぶ日経デュアル。
何かの拍子に迷い込むとついつい読み込んでしまうサイトです。
私が気を引く内容は、家事の時短や教育系のものが多いのですが、1人っ子に関する連載記事を見つけたので読み込んでしまいました。
二人目問題について、我が家は答えを出せていないのですが・・・一人っ子の可能性もゼロではないので気になる内容なのです。
それでいくつか読んでみてモヤっとすることがあったので吐き出させてください。
なんか違う気がするんですよね・・・
ひとりっ子像が偏りすぎている
日経デュアルの連載記事で描かれているひとりっ子像がかなり偏っているように感じました。
それぞれの特徴に対して違和感を吐き出します。
ひとりっ子は身支度が遅い
ひとりっ子や長子は身支度が遅いキャラクターとして紹介されている記事が多いです。
理由としては
- ひとりっ子&長子は準備が遅くても相手が大人なので待ってもらえる
- 急かされた経験がないからのんびりしている
という風に紹介されています。
比較対象として、第2子は長子をお手本に要領よく育ち、身支度などもテキパキできるのだそうです。
いやいや、決めつけすぎでしょう。とツッコみたい。
我が家のチビヒメはここで言うところの第2子タイプです。
お出かけ前には自分で身支度をします。
リュックにハンカチを入れて自分の靴下と私の靴下を持ってきます。その後、私とチビヒメの帽子まで持ってくる段取りの良さ。
こちらから急かすどころか、急かされて出かける日々です。
ひとりっ子&長子でも「せっかち」な性格の子もいるので、必ずしものんびりした性格だとは言えないでしょう。
ひとりっ子は競争相手がいないから自己主張が乏しい
イヤイヤ期の真っ最中だからでしょうか。チビヒメは自己主張満載です。
ひとりっ子キャラだと、おもちゃの取り合いにならずに身を引く傾向が強いと描かれています。
そんなバカな!(^_^;)
支援センターで出会った年の近い子どもたちで、たしかにそういうキャラクターの子もいました。
チビヒメがおもちゃを横取りしようとすると、スッと引いてくれるのです。
でもそれはひとりっ子たちの中でも半分以下でした。
もう少し大きくなると、この傾向は色濃くなるのかもしれませんが、今のところ自己主張の乏しさは感じません。
むしろもうちょっと遠慮してくれたらいいのにと思うほど・・・(/_;)
保育園でも、おもちゃの取り合いでケンカをしているようです。これで擬似兄弟を体験しているのでしょうかねぇ。
ひとりっ子は好きな食べ物を最後にとっておく
理屈はわかるんですよ。
ひとりっ子は兄弟に好物を取られる経験がないから、好きなものを最後まで大事にとっておく。
筋は通ってますよね。でもチビヒメは違うんです。
- 並んだおかずの中で好物を見つけるとまっさきに食べる
- 咀嚼中でも、どんどん口に入れる
- 口に入り切らないものは両手でつかんでおく
- 大皿や大人の皿に好物を見つけると自分の皿に入れるように要求する
好物への執着心、恐るべしです。
先日も大好きなニンジンを食べ尽くしていました。
口にいっぱい頬張って、両手にも握りしめながら、ジェスチェーで皿に入れろと要求するんですよ。
まずは口の中のものを飲み込んだら?と言っても聞きません。
その隙に、夫が箸をつけようものなら烈火の如く怒ります。
ひとりっ子なのにひとりっ子らしく育たなかった原因
デュアルで言うところの
- 我が強い
- 要領のいい
というひとりっ子には無い要素が育った原因を考えてみました。
思い当たるのは一つ・・・
夫が擬似兄弟になっている
これしか思い当たりません。
支援センターで異年齢交流はさせてもらったものの、さほど積極的に遊ばせはしませんでした。
どうしてもケンカになることが多く、できるだけ離れて遊ぶようにさせていたからです。
じゃあいったいどこで誰とケンカをしているのか・・・?
夫以外いません。
そういえば最近も、テレビのチャンネル争いでケンカをしていました。(チビヒメ→アンパンマン、夫→バラエティ番組)
食卓でもミニトマトを奪いあっていた記憶があります。
だから第2子っぽく育ったんでしょうか・・・?(モヤりますね)
ひとりっ子像の前提が違うという意見にも一理あり
夫にこの話をしてみたところ、むしろ今のチビヒメの性格はひとりっ子そのものじゃないのか?と言うんです。
- 我が強い・・・→譲る経験のないひとりっ子
- 準備のスピードが早い・・・→大人のスピード感を意識している(参考にする子どもがいない)
待つことが苦手なのも「ひとりっ子」ならではなのでは?というのです。
例えば第2子ができれば、自分より段取りの悪い存在との生活を経験できます。
その結果、「待つ」という経験を積むことができるのです。
今のチビヒメは自分が「やりたい」と思った瞬間に行動にうつせないと癇癪をおこします。
デュアルの言うひとりっ子像とは違いますが、たしかにこれもまたひとりっ子らしいといえば納得。
とはいえ、デュアルのイメージするひとりっ子像にピッタリとハマるひとりっ子もいるはずです。
大切なのは「ひとりっ子タイプ」とか「長子タイプ・第2子タイプ」のようにカテゴライズされたものではなく、
目の前の子ども自身の特徴を大切にするということでしょうね。
当たり前なんですけど、カテゴリ分けした記事とか読むとどうしてもモヤっとしてしまいます。
ひとりっ子というキーワードに反応してモヤモヤするのも、我が家の二人目問題が解決していないからなんでしょうね。
兄弟の有り無し、どっちがいいのかなぁ~